2013年8月6日火曜日

「わたしを離さないで」

映画化もされて、ずっと気になっていた小説&小説家だったのだけど、ここにきてようやく読めました。

一度借りたものの、期限内に読めず、
でもやっぱり気になってもう一度借りて。。

こういうことが、実はしょっちゅうあります。
読もうと思って借りたはずなのに、いろんな理由で読めなくなる。
でも気になる本は、結局時がくれば、読む機会がちゃんと訪れるのだなぁ、と最近は思います。

ちなみに私は何冊かの本を並行して読んだり、つまんなくて途中を飛ばして最後を読んだりします。
いろんな本の読み方があるものです。

さて、この「わたしを離さないで」は、最初の10ページまでは状況を把握するのに少し疲れましたが、それ以降はすぐにある程度の輪郭が見えてきて、最後まで一気に読みました。

(家人が寝静まった夜中に、一人ごそごそと起きてきて、毛布にくるまってソファで本を読むって至福のひととき。)

私は、長いモノローグって苦手なのですが、そんなことを忘れるほどの細部に渡る緻密な描写で、画が動いているかのように、ありありとイメージできました。

次第に
「あり得なくない」
または
「このことを(なぜか)知っている」
という感覚になってくるのも不思議でした。

抑えた語り口の中に、一文や一語でさりげなく差し込まれる事実があまりにも衝撃的で、「え?今、何て言った?」と物語の途中で呆然と立ちすくむこともしばしば。

それでいて、物語は、立ち止まることをゆるさず、あっという間にエンディングまで運ばれていってしまった。。
まるで夢を見ているような、迫力のある小説でした。

不思議な読後感。。

これは読めてよかった!

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